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zoom RSS 自由号応援歌(非公式)

<<   作成日時 : 2014/03/21 23:47   >>

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 護りの力、想いの力

 胸に闘志を、心に想いを 乗せて

 今 輝く希望の光、その名は自由GO!

 光子力と勇気の雷鳴 発電承認 熱血パワーでGO!





「おねぇちゃん。そのお歌なぁに?」


 昼下がりの鍋の国。銀内書庫の二階、カウンター席で歌っている銀内 ユウに声をかけて来たのはお絵かきをしていた女の子グループだった。

 迷宮由来の瘴気の為に家に篭るといっても、動きたい、遊びたい盛りの子供達にとっては我慢にも限界がある。避難所指定された学校の講堂や体育館だけでなく、近所の人ぐらいなら……と銀内書庫を開放したのだ。

 もちろん開放といっても窓や入り口はしっかりと閉める。送り迎えの時だけ鍵を開けて子供達は勝手に外に出れないようにしている。送り迎えも車限定と色々と制限はかけてあるが、銀内書庫にはファンファン・ファーニチャー家具製のエアコンや空気清浄機などが設置されており、瘴気対策もバッチリであった。

 一階を片付け部屋間の扉を開けて動きたい子供用に、そして二階は歌、お絵かき、読書などの遊びをするグループ用と分けて使っていた。ドアの鍵はユウと一階担当の銀内優斗が管理してるので安全である。


「ん、自由号の応援の歌だよ」

「じゆうごうってなに?」

 女の子は疑問を口にした。口にしなかった子供達も銀内 ユウに目で疑問を訴えている。

「そう、自由号。みんなを守る鋼鉄巨人……スーパーロボットさ」


「ふぅ〜ん……」

 女の子はイマイチよくわかってないようだ。でも納得したのか、お絵かきに戻った。しかし、別の女の子、梅料理大全というシレピ本を読んでメモをしていた中学生ぐらいの女の子が疑問を口にした。

「ユウさん。その自由号はしょうきからも……?」

 守ってくれるの?……そう聞くと小さい子達が騒ぐかもしれない……そう思った女の子、小梅はあいまいに聞いた。ユウはその言語に微笑んだ。


「うん。瘴気対策で迷宮に行ってくるんだけど、その中に自由号もあるんだよ」


「……そっか……でも、どうして今、応援歌なの?」

 小梅も迷宮の話は聞いている。四日後には銀内 ユウさんもその迷宮に潜るという事を……母に聞いたのだ。小さい子達には銀内書庫は本の整理でおやすみとだけ言っているが事実を知っている小梅にとってはここに来るのも最後になるのだろうかと不安になる。

 だからこそ、気になった。今、歌を歌う事が……。


 銀内 ユウはそんな小梅に微笑み、他の子達には聞こえないように近づいて小声で話した。


「自由号はね、応援にこたえるスーパーロボットなんだ。だからその応援の為に今から歌作って歌う練習してるんだ。まぁ、その場で応援するだけでもいいんだけど、歌もいいかなってね」


 応援にこたえるスーパーロボット。正義のヒーロー。小梅は決意を持ってユウに聞いた。


「迷宮へ行く自由号の応援……ねぇ、ユウさん。その応援って私もできるかな?」









 GO! GO! 自由号!

 敵を砕く〜 ドリルナッコー

 愛で守る〜 グレートバックラー

 愛と勇気と友情の名のもとに〜

 勝利の鍵! リューンブラスタ〜!!





「なぁ、小梅。その歌何? ナベレンジャーの歌じゃないし、何の歌だよ?」


 学校の体育館での避難生活。迷宮へ向かった人や自由号への想いを胸に歌っていた小梅に話しかけてきたのは雷斗、学校の友人である。事あるごとに小梅に話しかけてくるおしゃべりさんというのが小梅の印象であった。


「もう、歌歌ってるんだから邪魔しないでほしいなぁ……自由号の応援歌……」

「自由号? なんだそれ?」


 もう、せっかく歌ってたのに……と思いつつも、答える。


「みんなを守るスーパーロボット。応援にこたえるロボットだから歌歌ってるの」

「ふ〜ん……応援って歌ってなんか意味あんの?」

「う……」

 雷斗の言葉に言葉が詰まる小梅。ユウに聞いた時も「応援か……どうかなぁ、反映されるかなぁ……」と言われたのを思い出したのである。


 反対に雷斗は焦った。話を理解しようと質問を口にしたら小梅が急に黙ったのである。オレ、なんか悪い事行ったか? と目がグルグルさんである。



「で、でも……ユウさんは意味がなかったとしても応援するが大事。想いは届くんだよって言ってたもん」

「お、おう……ユウさんが誰かは知らねぇけど、いいと思うぜ」


 雷斗は反射的に答えつつ、想いは届くっていい言葉だなぁ……オレの想いも届かねぇかなぁ……小梅ニブいんだよなぁ……っていうかユウさんって誰だよ? と落ち込み書けたが、小梅に手を握られて一気に浮上した。




「な、え、こう……」

「だからね。雷斗、お願いがあるの! 一緒に歌って!」
 

 小梅に手を握られ、お願いとされて雷斗に断るという選択肢は思い浮かばなかった。一緒で二人で、一生どこまでもついて行きます! と少々早い事を考えていた。








 護りの力、レスキュウパワー〜

 胸に誇りを 味方に勝利を 誓〜う


 今生の悲しみ 砕くは自由GO!

 自由と愛の戦士 ガンバレ 魂パワーでGO! 




「あれは何の歌ですかねぇ」


「さぁ? でも子供達は元気だねぇ」


 小梅が雷斗を誘った後、奈々ちゃんなどの同級生だけではなく、小さい子供達にも声をかけ、正義のロボットを応援しよう合唱団を結成。体育館の舞台で歌い始めた。雷斗がふたりっきりじゃない……とちょっと落ち込んでたのはささいな事であった。一緒に歌を歌う(その他大勢込み)だけでも嬉しいのだ。



「……子供が元気なのに俺達が落ち込んでても仕方ねぇな」


 それを見て、聞いた男衆は立ち上がった。瘴気の為に満足に外に仕事に出れないという事でやさぐれていた連中である。子供が歌を歌うなら俺達も歌ってやろう、なにか知らないが応援するなら応援してやろうと、メガター(鍋のギター)やナベフォン(木琴)、スタネットなどを運び出し、一緒に演奏し始めた。最初は暇つぶし、子供の相手として始めたわけでが、鍋の国はヒーロー番組が多く放送されている環境故か、自然と歌に力が入る。

 大人達が参加する頃にはナベレンジャー主題歌などの歌に移り、カラオケ大会のような状況になった。



 それを見て、ため息をつくのは奥方勢。やれやれ、元気になったら遊びかい。うちの夫は仕方ないねぇ……と嘆いてはいるが、元気のなかった夫が動き始めれば嬉しいのがその心。今日の夕食は美味しい鍋を作ってやるかねっと皆で炊き出し開始。


 声を出して身体を動かし、歌で心もやすらぐ。歌を歌ってお腹を減らした後はご飯タイム。



 食事タイムになって雷斗は小梅に話しかけた。



「なぁ、応援歌じゃなくなったけど、その……」


 応援歌を歌ったのは最初の一回だけである。小梅発案だった為、一回だけでよかったのかと心配したのだ。小梅の事に関する事に関しては繊細になる雷斗であった。


「大丈夫だよ。一回でも奈々ちゃん達や小さい子達と一緒に歌えたもん。」


 一回でも想って歌う事が大事なんだよと小梅は話す。そんな中、雷斗は最初に奈々ちゃんが出てくるのはなぁ……オレの名前出して欲しいなぁ……と思う。


「でも、雷斗、ありがとう。皆に一緒に応援しようって声かけてくれて」

「お、おう。応援大事だもんな。任せろよ!」


 急な名前呼びに上がりつつも、雷斗は答えた。気持ちは自由号ありがとう。小梅も応援してるんだし自由号ガンバレよ……な気持ちである。







 

 ダンジョン突破聨合が迷宮へ出発するその日も、世界は、国は、民はいつもと同じ生活を続けているのであった。明日もきっと同じ生活が続く事を信じて……。






 GO! GO! 自由号!

 敵を砕〜け クライパニッシャー

 守りの要〜な ウォーターディスチャージャー

 愛の名のもと、究極〜奥義〜

 運命両断! サンダークラッシュ!!







「なんですか、その歌?」


「自由号の応援歌(自作)だよ。応援する時に歌おうと思ってね。優斗君も歌う?」


「いえ、普通に応援します」












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