公共事業4 試作機のデザイン芥辺境藩国編 龍鍋 ユウ@鍋の国提出(文族)

作機(乗り物)
一般性能要求(要点)
 試作機は航空、低軌道宇宙での戦闘を考慮した試作戦闘機である。大型のスクラムジェットエンジンを一発装備し、着脱不能の大型増加燃料タンクを本体に滑らかに接続した。
 武装はレーザーと、ガンポッドである。大気内限定でミサイルも装備した。
大きさは30mを越える巨人機である。


試作段階名「タキガワスペシャル」

「瀧川に機体を!」

 試作機を作るさいに芥辺境藩国で歌われた言葉である。(実際はちょっと違うセリフ)


 試作機作成段階においてもっとも重要な事はいかに瀧川君が喜べるような機体を作るか? ということが考えられた。サプライズプレゼントとばかりに試作機をプレゼントすればいいのでは? という案もあったが、瀧川スペシャルな機体を作るには本人にも手伝ってもらわないといけないのでは? という意見もあり、むしろ、瀧川君の意見を聞きつつも作った方が瀧川君も嬉しいだろうということで設計段階から瀧川君の意見が取られることになった。

 瀧川君の意見と言えばきっとこんな色がいいとかこんな戦闘機がいいとかそんな風な意見が多いのかと思う技術者もいたが、実際のところ、瀧川君は会議室での発言において、操縦者としての意見を口にした。シートやレーダー、操縦スタイルなど内部デザイン・技術面に関してパイロットだからこそわかる改善策を提示したのである。技術者達は瀧川君の成長を涙した。

 技術者達は瀧川君の意見を参考にし、シート周りや操縦に関する内部部分を瀧川仕様にするために設計を書き換えた。その結果、操縦は困難を極めた。それはパイロットとしての経験を積んだ者にしか扱えない複雑にして繊細な試作戦闘機になったのである。アクセルを少し踏むだけで加速し、ハンドルの細やかな操縦が求められ、パイロットによっては機体を動かすだけで敵を無効化する機体。それは新米パイロットを無視し、優秀なパイロットだけが乗れる機体になったのである。
 優秀なパイロットが乗るだけでもそれなりの評価を出す機体であるが試作段階における「タキガワスペシャル」の名が示す通り、瀧川一族が乗った場合こそ、真の評価を発揮する戦闘機になった。……それは瀧川君の意見を全て取りいれた為にできた機体である。

 試作戦闘機には大型のスクラムジェットエンジンと補助エンジンが取り付けられた。そして大型増加燃料タンクを本体に接続したことにより、瀧川君の技量の全てを使い、全力の戦いができるようにした。武装はレーザーとガンポッドを装備(大気内ではミサイルも装備)するにとどめた。これは瀧川君ほどの腕前ならば、その武装と高機動による衝撃波や相手の自滅を誘うといった戦い方で十分なのであった。


 つまりは


「全ては一つを目指すただの流れ、その一つにさえ翼が届けば、あとはどうでもいい。手段にこだわるその内は、まだ甘い。我らの戦いは最後の一つ以外は全敗でも問題ない。」(ハードボイルドペンギンの言葉より)

 手段は作ればいい。ならばあとは機体が動くためのエンジンと燃料があればいい……ただ、それだけの機体となった。技術者達はただそれだけの為に、ただ瀧川君のためにこの機体を作り、捧げたのである。その為。ただのパイロットでも操縦できるが、瀧川一族が乗った場合こそ真の能力が発揮される機体となったと言ってもいいほど瀧川の好みが反映されている。


 ちなみに機体内部設計が終わった後に瀧川君が色や外観にも意見を言い出したのはまた、別の話である。余談ながら、技術者達はその意見を滝川が口にした時、やっぱり変わってないからか、最後までかっこよくいて欲しかったのかはわからないが、皆、色んな意味で涙した……かもしれない。


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