鍋準備(鍋国編)

 龍鍋 ユウは鍋の国でしょっちゅう鍋をしている。鍋の国の住民なら皆、鍋をしているが、この人物は一人と一匹暮らしなので町の所々で開かれている鍋パーティにちょくちょくとお邪魔し、その場の鍋を楽しんでいるのである。その為、町を歩けば鍋友によく会うのでなんだかんだと交友関係が広い。そして、その中には鍋の食材を扱うお店の店主や漁師などもいたのである。

「へぇ、とうとう龍の字も大切な人との鍋かぁ」
「た、大切ってそういうんでなく……もなくはないけど、と、ともかく当日の食材の用意お願いしますよ」
「任しときな、とっときのを用意しといてやるぜ」

 その龍鍋 ユウが外国の友人を鍋の国に招待し、鍋友になろうとしている。そんな話を聞き、皆、食材の準備に乗り気であった。ユウはよく試作鍋を作っては鍋パーティで振舞っており、よく鍋パーティにも顔を出す。またテレビを見れば鍋底放送局のアルバイトとして顔を見せるので親父連中は息子のように可愛がっていたのだ。特にユウは他国から移住してきた人物であり、最初の鍋の食べっぷりから気に入られていた。


「あの、それで当日のことなんですけど」
「ああ、わかってるって誰も邪魔しねぇよ」
「お願いします。次の機会があればぜひ皆で鍋をしようとは思うんですけど、まぁ、一回目は相手の好みを知る意味でも対面鍋で相手をしてもらおうと思ってるので」
「ああ、次回の時は紹介してくれよ」

 鍋の国では鍋を食べる時は大勢で食べる事が多い。しかし、今回は以前の小笠原デモ体験の時(滋賀&竹内卓)のように竹内が苦手なモノでも相手を気遣い食べるハメになったりとかしないように二人だけで鍋を行い、食材を豊富に用意。そして相手の好きな食材を見極めようと思ったのである。その為、鍋国産の食材だけでなく、他の国からの輸入品も念のために用意した。特に鍋国内での試作鍋パーティでその人が嫌いな食材を提供してしまったこともあり、今回は下準備に抜かりなしの勢いである。ついでに目に良さそうな食材や医療鍋に使われるカイワレヤガミを始めとする様々な体に良い食材も用意した。普通の出汁だけでなく、視力対策用に医療鍋に使われる鍋出汁用エキスも用意した。

 医療鍋用鍋出汁エキス
 医療鍋(病は鍋から治すということでその症状に向いた食材で鍋をする)のノウハウを使った鍋出汁用エキスの入ったビン

 (主に視力に良い食材のエキスが入っており、用途通りの量ならば鍋の味に影響を与えない優れもの)



あとはただ突き進むのみである。

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