宰相府アイドレス緊急コンペティション 無人機の開発 設定文  銀内 ユウ@鍋の国

L:無人機の開発 = {
 t:名称 = 無人機の開発(イベント)
 t:要点 = {無人機とは、作戦入力に沿って無慈悲に戦闘を行う恐るべき戦争機械のことである。
無人機を大量生産し、投入したことによって宰相府は恐怖によって人々を支配すると言われた。}
 t:周辺環境 = 戦場



無人機「ワガミ」




 無人機を作ろう

 それは誰が言った言葉なのか? はどうかはともかくとして、宰相府藩国にて作成された。

 開発コンセプトは低コスト大量運用。そんな無人機作成において参考にされた機体がある。そう、それは「ワラバーン」である。

 ワラバーンは土場藩国が権利を放棄し帝国全体の開発として行われた機体である。かの機体に使われているF級フレームは太陽系総軍が使用したものであり、そのF級フレームは大量生産されており、性能もそれなりによかったものであった。
そのF級フレームを参考にして作成されたワラバーンもまた同じく、制作工数が多いものの量産性に向いた機体であった。

 そしてターン13にて帝國が挑む場所は宇宙とレムーリア。その宇宙の戦いに使用するべく機体開発が行われる際にワラバーンを参考にする事にしたのである。

ワラバーンは大量運用を想定されており量産体制も整っている。低コストで運用するならばそれを利用するに限る。

そして何よりもワラバーンが注目されたのはワラバーンがターン13にて製造される数が少ないであろうという事である。

帝國の次の戦場である宇宙、レムーリア対策生産が各国で行われるであろうという事を考えるとワラバーンの生産量は自然と落ちていくと考えられる。
そんな時にワラバーンと同じ部品を使う機体が登場するとどうだろうか?

運用するのに部品自体は既に流通してある。そして現時点では需要が少ない。そんな現在の帝國の状況を利用する事により、低コストでの大量生産をクリアしたのである。

 また、ワラバーンと違い、水中戦闘は考慮していない。その為、宇宙戦闘にのみに必要な部分を使い、また無人機特有の機能を搭載する事になった。その為、ワラバーンのパーツをそのまま使ったというよりは内部面の設計部分などを主に使用された。そのまま使ったわけではないので別にワラバーンと似ている……ともいいきれないのである。しかし、無人機とワラバーンがある意味兄弟機であると言え、わかる人にはわかるという代物となって出来上がった。

 また無人機という意味でもワラバーンは最適であった。元々ワラバーンのモデルとなったF級フレームを始めとするRBには外部からの機体制御を行う事ができる種類がある。

そのデータを参考にする事によりここでも低コスト化を実現。RBを参考にしたのは大量生産だけでなく、無人機コントロールの基礎を作るという意味でも意味があったのだ。

 無人機のコントロールはRBと同じく母艦が行うようになっている。宇宙という広大な場所を戦場に選ぶ無人機にとって有線コントロールは現実的ではないと無線コントロールが採用された。しかし、敵にコントロールされる危険性を排除する為にいくつかの対策が行われた。

 ひとつは有線コントロールと無線コントロールの両方を使用可能にした事である。普段は有線コントロールで行い、必要に応じて無線コントロールに切り替える事により、戦場に赴いた後でもコントロールに必要な暗号を登録しなおす事が可能になり危険性を減らす事に成功した。

 暗号についても不定期的に変えるようにしている。編成段階において母艦と無人機をセットに運用し、別の部隊とは別の暗号を使うようにした。
また暗号を変更するには専用の端末機が必要になっており、出撃時においても母艦から出撃する前に暗号を打ち込み起動。作戦、戦術パターンを入力して出撃。再び端末機を使用して入力しなおさなければ別の暗号を受け付けないように対処した。戦場で唐突にコントロールを乗っ取られないようにと二重、三重の工夫がなされたのである。またこの端末機は無人機とセットに作られており、無人機一号機には端末機一号機。無人機8号機には端末8号機が使用されている。母艦コントロール時には端末機を繋げてコントロールを掌握しているが、非常時には一つの端末機で一つの無人機を動かすことができるようになっている。

 無人機は作戦入力を必須としている。作戦入力とは作戦、戦術、戦闘方法、優先順位などいくつかの項目があるが、その戦いに応じた作戦入力が戦闘準備段階において必要となっている。無人機はその作戦通りに行動するのである。無人機は使い手によって神にでも悪魔にでもなれるとも言える。

 そんな機体を開発し、大量生産し投入することを決めた宰相府は恐怖によって人々を支配するのではないか? そんな声もあった。しかし、それは使い方次第である。それこそ包丁であったとしても本来の用途以外の使い方をすれば人々を恐怖に陥れる事ができる。そして今までの宰相府の動きを見れば、宰相府がどういう用途で無人機を使うのかというのは宰相やポチ王女の行動理念を考えれば自明の理といえるだろう。



 無人機の戦術パターンは大きく分けて三つのパターンが作られた。


 一つ目は一斉攻撃である。手持ちの武器を使い、相手に反撃させないように一斉攻撃を行うという攻撃パターンである。敵が少ない時に圧倒的な火力で攻めるもよし、敵の数が多い時に敵の動きを制限し、別の部隊が止めを刺す。使い方はよりけりであるが、無人機の部隊に一斉に同じ行動をとらせる攻撃方法である。


 二つ目は連携攻撃である。母艦からコントロールされている無人機は互いに連携を取る事が可能であり、あらかじめ入力されていた通りに互いに連携を行って攻撃が行えるのである。その動きは入力の仕方によってはまさに変幻自在。敵は一体の攻撃を避けたと思ったらその避けた先に飛んでくる攻撃に対処し、また次の無人機の相手をしなければならないのである。
無人機を運用する母艦からの命令により動きは自由自在。作った戦術パターンの分だけ無人機の動きは相手を翻弄するのである。

問題としては無人機と母艦がセット運用されているので別の部隊の無人機との運用はどうなるか? という問題があるが、それは逆に機械的に動くことができる事をメリットに空間内を座標指定し分割。部隊ごとに担当空間を指定する事により他部隊との連携が可能になっている。この方法により、同じAR距離の戦場での有人機との連携もオペレーターを通じて可能にしている。


 三つ目は複合攻撃である。一斉に攻撃するのではなく、一部の機体が攻撃、別の機体が連携し動き相手をかく乱し攻撃するという方法である。前期した空間を指定する方法を使うことにより連携した戦闘が可能なのである。


戦術はこの三つの行動を組み合わせ、攻撃の順番等をも組み合わせる事により無人機の戦闘パターンは途方もない数になる。そんな無人機を使いこなせるかどうかは指揮官にかかっているのである。


 有人機よりも無人機の方が優秀ではないのか? そんな風に思うかもしれない。しかし無人機にも弱点はある。



 一つ目は無人機がプログラム通りにしか動かないという事である。そしてその戦術パターンは入力した者次第であり、ランダムで戦術を選択したとしても、戦術パターンを作るのは人であり、無人機を生かせるのは人だという事、そしてそのパターン入力者の入力パターンを読まれると相手に先読みされる可能性があるという事である。もっともこの対策の為に宰相府では複数の戦術担当士官が無人機の戦術パターンを作りだし、その中から戦術仕様決定メンバーが選出を行う。そして参謀、指揮官などの軍上層部が最終的にどれを使用するかを決定しているのである。


 二つ目は無人機ゆえの弱点である。それはパイロットの勘である。熟練のパイロットは時によっては自らの心の内から出でる勘に頼る事がある。
その勘は時にはパイロットに生還への道を照らし与え、奇跡の生還を与える事がある。有人機の場合はパイロットの行動で突発的な状況に対応できるが、無人機の場合は母艦にいるコントロール担当人員が勝手に動かすというわけにはいかないし、パイロットではないのでどうしても有人機と違いが出てくるといえるだろう。無人機の計算された連携攻撃ができるかわりに有人機と臨機応変さを競う事ができないと言える。

 そしてこれが一番の弱点といえるかもしれないが、無人機は有人機と比べて装甲が薄い。これは有人機に必要なコクピットシートを排除し、生命維持装置などの各種装置を取り払い、高機動能力を求めた結果である。
ある意味有人機よりも伸ばせる長所を考慮した結果であり、有利な点でもあるのだが、高機動能力を重視した為、装甲があまり高くないのである。しかし、連携戦闘、高機動戦闘を行う事により機動防御を行う事を想定する事により装甲の弱点をもカバーできる長所を無人機は持ったのである。パイロットがいないので限界以上のスピードを出すことが可能であるし、母艦からコントロールする以上は帰りのエネルギーは最低限(母艦にたどり着くまで)でよいのである。また、非常時にはエネルギーを使いきってまで戦闘しても構わないのである。


帝國の宇宙における要となれ。そんな想いとともに無人機の開発は行われたのであった。

















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 なお、名称はそういえばつけてなかったなぁということでつけた。ワガミはどっかのACEの名前ではなくワラバーン→わら半紙→半紙→和紙(わし/わがみ)から命名している。

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